会社に勤めていると、上司や先輩から「自分で仕事を作り出せ」や「自分で仕事を生み出せ」と注意やアドバイスされることがあります。
「仕事を作り出す」=「お金を生み出す」なので、自分で仕事が作り出せれば会社の利益に繋がるので、自分の評価にもプラスになるでしょう。
でも、どうやって仕事を作るのか?難しいのでは?と考えていませんか。
実は簡単な業務改善を通じて仕事を作り出すことは出来るので、具体的な3つの方法を紹介しましょう。

目次
仕事を作り出すこと=お金を生み出すこと
「仕事を作り出す」=「お金を生み出す」です。
お金を生み出すと聞くと「売上」や「利益」を想像するでしょう。
本質的には間違いではありませんが、会社には営業や製造する直接部門だけでなく、総務や経理といった間接部門も存在しています。
人件費や作業量を軽減することはコストダウンに繋がるので、直接・間接部門に関係なく会社にとってメリットのある行動であり、その行動こそが『業務改善』です。
つまり、「仕事を作り出す」=「お金を生み出す」=『業務改善』と言えるでしょう。
業務改善とは「ラク」すること
業務改善と聞くと、「時間・お金・手間」が掛かるものと思っていませんか?
確かに大掛かりなシステム変更をすることで、業務改善する方法もあります。
それでも業務改善の根本は、現状の仕事を如何に「早く・安く・うまく」することであり、10の効果も1の効果も同じ業務改善であると考えてください。
仮に1の効果であっても、ちょっとしたアイデアや工夫でお金を掛けずに行ったのであれば、コスト0で費用対効果は大きいものです。
即ち、身の周りの仕事を『ラク』にすることが業務改善の基本と覚えておきましょう。
業務改善の具体例
それでは、具体的な事例を紹介しましょう。

面倒な仕事にヒントがある
現場の一社員のアイデアから編み出された業務改善の有名な話です。
某食品工場で肉まんとあんまんを区別するために、肉まんには中央に絞りを入れる工程がありました。
手作業で効率が悪かったので、焼印を押して区別することで作業効率が大幅に改善しました。
自分の業務の中で面倒なものをラクにするかに業務改善のヒントが隠れています。
ルーティンワークの統一化
警備員時代の話です。
商業施設の開店や閉店といった業務を毎日行うのですが、交代勤務であったために作業方法や進め方がバラバラでした。
担当者全員からヒアリングを行い、効率の良い手順やミスしやすポイントをあぶり出して、良いとこ取りしてパクるのが目的です。
仕事の見える化をしたことで、ルーティンワークの統一化が図れるでしょう。
周知徹底する上で、作業マニュアルを作成したことが、新人教育にも役立ちました。
PC作業のフォーマット作成とマクロの活用
営業として勤務していた時に、見積書や請求書などの書類作成でデスクワークの多くの時間が割かれます。
共通フォーマットを作成から始まり、更にラクを進めるため、マクロを組んで必要事項だけ入力すれば書類が完成するようにしていました。
もちろんExcelのマクロを自分で組めるはずもなく、PCの得意な後輩あってのものでしたが、自分でするよりも効率が良ければ、アウトソーシングもありだなという意識を持てます。
最後に、
以前勤めていた会社で、与えられた仕事は何でもソツなくこなす先輩がいました。
周囲からの評判も上々で出世コースを歩み、経営サイドに周ります。
しかし、それから目立った仕事が行えず、次第に評価は下がってしまいました。
その理由は、「自分で仕事を生み出す」ことができず、会社の利益となる「お金を生み出す」仕事を自主的に創造出来なかったためです。
その先輩は、人は良かったのですが、ビジネスの世界では危機意識が乏しかったのかもしれません。
与えられた仕事を遂行する能力だけでは、生き残れないないのか!と強く感じました。
危機意識や問題意識を持って、普段から仕事に取り組むことが重要ですね。
仕事を作り出すのは、業務改善から始まると言えるでしょう。
業務改善は、日常業務の問題意識を持っていなければ実行することは出来ません。
現在のブログ運営も問題意識を持ちつつ、改善して行ければと思う次第です。