アラフォー男性にとって、カジュアルファッションは本当に難しいです。
流行を追求して「若作り」と思われたり、落ち着いた雰囲気を意識しすぎて「おじさん臭い」という印象を持たれてしまいます。
そもそもオシャレに興味がなくなってくる40代ですが、実年齢より5歳以上は若く見られる私自身が注意している4つのテクニックを紹介します。

基本は体に合ったサイズを選ぶ
仕事用のスーツを購入するにしても、自分の体に合ったサイズを選ぶことが重要です。
これはファッションの基本中の基本と言えるでしょう。
特にダボダボの服を着ているとだらしない印象を与えます。
ポッコリお腹が気になる年代ですが、身体のラインをすっきり見せるためにも、袖や裾も含めてジャストフィットの服を選びましょう。

Yラインシルエットにする
その上で、全体のシルエットをYラインにすることが重要です。
ファッション用語のシルエットには、Yライン・Iライン・Aラインと呼ばれる3つの基本シルエットが存在します。
Iラインは、上半身、下半身共に細めのピッタリしたサイズの服を着るシルエットで、体型の崩れてきたおじさんには、ちょっとハードルが高いです。
Aラインは、上半身は細めでピッタリ、下半身にボリュームを持たせたシルエットで、流行に寄り過ぎておじさんが頑張っている印象でしょう。
私が主に取り入れているシルエットは、Yラインです。
上半身にボリュームを持たせて、下半身を細身のピッタリサイズの服を合わせることで、アルファベットのYの字のようなシルエットにしています。
上半身(トップス)は、大きめのゆったりサイズにすることで、肩幅を大きく見せたり、お腹周りを隠す効果があります。
逆に下半身(パンツ)は、細めのピッタリしたサイズにすることにより、足長効果が得られるのがメリットです。
注意点としては、トップスをダボダボにし過ぎないことでしょう。
「ダボダボ」と「ゆったりしたサイズ感」は似て非なるもので、上半身が少し大きく見える程度がポイントです。
また、パンツはスキニーやジョガーパンツなどを選べば問題はありません。

大きいロゴや派手な柄物は避ける
大きめのロゴが入ったTシャツや、派手なチェック柄のシャツは子供っぽい印象を与えてしまいます。
そして、一昔前のオタクファッションに通じつるものがあるので要注意です。
7部丈のパンツも一歩間違うと小学生っぽくなってしまうので、大人に相応わしいアイテムを選んで下さい。
おしゃれに自信があるなら別ですが、シンプルなデザインを選ぶのが無難と言えるでしょう。
また、地肌が見え過ぎるダメージジーンズなども若者ならば許されるファッションなので、大人っぽい印象が本当に大事です。

更に落ち着いた色使いをするのもポイントです。
白やネイビー、ベージュなどの清潔感のある色使いが若々しく見せるのがコツ。
但し、全身同色、特に真っ黒コーデは怪しい雰囲気を与えてしまいがちなので、くれぐれもご注意下さいませ。

ほんの少しフォーマルを足す
カジュアルファッションですが、ほんの少しだけフォーマルを足すだけで大人の余裕が生まれます。
その中でも、ジャケットを羽織るのが一番簡単な方法です。
冬であれば、サテンコートやチェスターコートもフォーマル感をチョイ足ししてくれます。
夏場なら胸ポケット付きのTシャツやサマーニットに変えるだけでも、大人っぽい印象につながるでしょう。

そして、オシャレは足元からなので、靴にも注意が必要です。
スニーカーならキャンパス生地のシンプルなもの、革靴も外羽根式やローファーなどのキレイ目をチョイスして下さい。
また、サンダルも若者向けのスポーツブランドを選ぶよりも、レザー素材を使ったアイテムを選んだ方がカジュアル感が薄まります。

最後に、
洋服選びのテクニックを解説してきましたが、全てファストファッションで購入可能です。
高級ブランドに大金を支払わなくても、十分にオシャレで若々しく見せることが出来るので、気軽にファッションを楽しむことが出来ます。
私自身はスニーカーが好きなので、よりカジュアル要素が強い格好をしていますが、アラフォーなりの大人っぽさを残すことを意識しています。
20代・30代のモテていた成功体験を、ファッションでも引きずってしまいがち。
それでも年齢的に似合う格好はあるもので、見た目を意識し続けることが若々しさを保つ最も重要なことと理解しましょう。